日本が誇る100円品質

国内コーヒー市場が沸いている。けん引役はコンビニの店頭で豆から挽いた淹れたてコーヒー。1杯100円からの低価格で本格的な味わいを楽しむことができ、各社の販売は好調。一時は成熟したとも言われた国内コーヒー市場が盛り返しているのだ。
全国コーヒー協会によると、国内コーヒー消費量はコンビニでの淹れたてコーヒーが広がり始めた2013年に前年比4.3%増の44万6392トンと6年ぶりに過去最高を記録。昨年は0.8%増の44万9908トンと2年連続で過去記録を更新した。
セブン-イレブン・ジャパンを展開するセブン&アイ・ホールディングスは前期のいれたてコーヒーの販売が前の期に比べて56%増の7億杯、売上高で約735億円に達した。同社は13年からセブンカフェを展開。ドリップ方式のコーヒーマシンを富士電機と開発した。「おいしいコーヒーをお客様に提供したいというところからスタートした」とのこと。
日本は米国、ドイツに次ぐ世界3位のコーヒー生豆の輸入大国。丸紅の梶原氏によるとコンビニでの淹れたてコーヒーは国内のコーヒー生豆需要全体の1割弱を占めるという。価格のより安いコーヒーから高価格のコーヒーまでさまざまな消費者層が育ってきているとして、今後も国内のコーヒー需要は年間2%程度は伸びていくと見方を示す。
コーヒーの生産・消費大国であるブラジル出身の国際コーヒー機関のシルバ事務局長も認めるというコンビニのコーヒーの味。100円でおいしいコーヒーが飲めるという強みを海外にも売り出していってほしいものだ。